研究課題
基盤研究(C)
癌細胞の“脂質”に着目した治療法は、癌制圧に向けた全く新しい視点であり、これまでに他癌を含めて臨床応用されていない。本研究の目的は、性ホルモンとフェロトーシスの関連性に着目し、①腎細胞癌、尿路上皮癌における性ホルモンレセプターの発現意義を解明し、性ホルモンシグナル制御を介した効率的なフェロトーシス誘導法を確立すること、②治療最終段階にある去勢抵抗性前立腺癌におけるフェロトーシス回避機構を解明し、フェロトーシス誘導を介した新規治療戦略を構築することである。