研究課題
基盤研究(C)
本研究においてはPCOS症状を呈する遺伝学的アンドロゲン高産生マウスを使用する。同マウスの卵巣におけるマクロファージ集積の意義について、個体レベルでのマクロファージ枯渇実験によって解析し、遺伝子発現・マーカー解析を通して卵巣内のアンドロゲン応答細胞の同定を行う。また、抗酸化剤、抗炎症剤を用いた薬理学的介入を行い、微小炎症の制御がもたらす効果について解析する。これらの実験を通じて、PCOSの発症・増悪における組織マクロファージの機能や炎症誘導のメカニズムについて、分子及び個体レベルで解明することができると考えられる。