研究課題
基盤研究(C)
日本では生殖補助医療 (ART) を受療している症例の年齢は海外に比較して高い。高齢症例においては、発生停止に終わる形態不良胚の割合が増加するが、それらに対しfragment removal (FR) を行うことにより良好胚盤胞へ発生させることが可能であれば、生児獲得率が向上することが期待される。しかし、生児獲得率改善のためには、得られた胚盤胞の染色体が正常であることが必要である。そのような観点から、本研究ではFRの良好胚盤胞獲得への効果、得られた胚盤胞の染色体異常の有無について解析を行う。高齢症例の妊娠率、生児獲得率を向上することは、わが国の少子化対策にも寄与することとなる。