子宮頸癌前癌病変に対するHPV治療ワクチンの臨床効果と免疫学的因子に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24K12610
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56040:産婦人科学関連
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 川名 敬 日本大学, 医学部, 教授 (60311627)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: ヒトパピローマウイルス(HPV) / 子宮頸部高度扁平上皮内病変（CIN） / CIN治療薬 / 乳酸菌ワクチン

研究開始時の研究の概要

子宮頸癌にはヒトパピローマウイルス(HPV)の癌蛋白質E7が恒常的に発現し、E7は免疫療法の標的抗原となりうる。我々は、HPV16型E7に対するエフェクター細胞を誘導するHPV治療ワクチン、HPV16型E7発現乳酸菌製剤IGMKK16E7を開発し第I/II相臨床試験（医師主導治験）において、IGMKK16E7経口投与による子宮頸部高度扁平上皮内病変（CIN2-3）の退縮効果を証明した。
本研究では有効例におけるT細胞のレパトア解析、子宮頸部の免疫学的微小環境の解析を行い、IGMKK16E7の薬理効果の個別化を行い、コンパニオン診断開発と無効例に対する併用療法開発の基礎的検討を行う。