研究課題
基盤研究(C)
前庭障害後に、めまい・平衡障害が遷延化すると、姿勢の保持や歩行の機能に支障が生じ、日常生活の活動性が低下する。その病態が起こるメカニズムを解明して有効な治療法の開発に結び付ける。重症化した平衡障害例において、下肢の固有知覚を反映する荷重量(圧)を計測して固有知覚系の働きを調べて、その情報を音響に変換して固有知覚情報を聴覚で身体へ代行入力する、固有知覚―聴覚の感覚代行フィードバックシステムを構築し、その有効性を調べて最重度の平衡障害者に対する感覚統合リハビリテーションの実用化をめざす。