研究課題
基盤研究(C)
糖尿病網膜症を評価する際、糖尿病罹病期間やHbA1cなどを参考にすることが多いが、実臨床の場ではこれらの値と眼底の状態が解離することをしばしば経験する。そのため、長期にわたる患者の糖尿病コントロールを反映し、眼底の状態と相関する客観的な指標が求められている。高血糖状態が持続することで産生される終末糖化産物(AGEs)がMetabolic Memoryを最もよく説明できる経路として注目されている。本研究ではAGEs蓄積量を反映する水晶体自発蛍光値(Lens-AF)を用いた糖尿病網膜症の新たな病態評価方法を確立する。