研究課題
基盤研究(C)
申請者は、シリコン基板に作成したナノポアに流れる電流変化を用いてヘルペスウイルスの極短時間(数分以内)1分子検出と人工知能(AI)を融合した高精度識別に成功し、定量PCR法に代わる迅速診断技術としてのAI-ナノポア検出器の可能性を見出した。本研究ではウイルス検出で得られた研究成果を発展させて、眼科領域の感染性病原体を同一プラットホーム上で検出することで、オンサイト分析に有用な解析技術の確立を研究目的とする。本研究の成果として、眼感染症診断におけるall-in-oneの検査機器に必要な基盤技術の創出が期待される。