研究課題
基盤研究(C)
我々は、染色体工学技術と遺伝子発現動態解析を組み合わせたアプローチにより、3p21.3領域内に2個のテロメラーゼ抑制遺伝子の同定に成功している。しかし、これら遺伝子によるテロメラーゼ制御機構の詳細な解明まで至っていない。本研究では、1)新規のテロメラーゼ抑制遺伝子の詳細な機能解析 および 2)これらテロメラーゼ制御遺伝子を制御クラスターとして捉え、人工染色体を用いた遺伝子群(グループ化)の機能解析を通して、遺伝子レベルと染色体ゲノムドメインレベルにおける分子動態・シグナル伝達機構の統合的な機能解析を行うという新しい切り口から口腔がん発生機構の解明を目指す。