骨分化促進材料の機能性発現に関わるヒト幹細胞特性の解明

• 研究課題/領域番号: 24K12959
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分57030:保存治療系歯学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 安永 茉由 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (70712181)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 生体材料 / 骨分化 / 表面ナノ周期構造 / シグナル伝達

研究開始時の研究の概要

応募者は、生体材料の表面に施したナノメートルサイズの周期的な溝形状がラット間葉系幹細胞(MSC)の骨分化を促進すること、さらにその効果はドナーごとに異なることを見出した。この結果は、表面ナノ周期構造は特定の形質を持ったヒトMSCでのみ骨分化を促進することを示唆しており、その形質の解明は、材料表面形状を介した幹細胞分化制御機構の理解のみならず、作出した材料の適用拡大へと繋がる。本研究では、表面ナノ周期構造によって骨分化が誘導される/されない細胞間の網羅的遺伝子発現の比較解析により、表面ナノ周期構造で骨分化が促進される要因となるシグナル伝達経路を明らかにする。