研究課題
基盤研究(C)
アクリル系軟質リライン材は、義歯の使用感の向上や顎堤粘膜の疼痛の緩和を目的に臨床応用される。しかしながら材料の劣化に伴い不潔になりやすく、義歯性口内炎、誤嚥性肺炎への罹患が懸念される。本研究は、軟質リライン材に対し銀ナノ微粒子を含有させ、抗菌効果を評価することを目的とする。今回、表面プラズモン共鳴による光吸収で暖色を呈する微粒子に着目した。その応用により、審美性の確保や、劣化に伴うリライン材の色の変化を視認しやすくする効果が期待できる。