Runx2を軸とする細胞競合を用いた口腔癌の進展制御

• 研究課題/領域番号: 24K13088
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 中野 敬介 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (10325095)
• 研究分担者: 河合 穂高 岡山大学, 医歯薬学域, 研究准教授 (10803687) ; 長塚 仁 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70237535) ; 高畠 清文 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70736537) ; 伊原木 聰一郎 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80549866)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 口腔扁平上皮癌 / がん微小環境 / 細胞競合 / Runx２

研究開始時の研究の概要

口腔扁平上皮癌治療は外科的切除が推奨されているが、外科的切除に変わる新規治療法の確立が求められている。申請者らはOSCC進展過程における細胞競合に着目した研究に取り組んできた。これまで、早期浸潤癌では癌胞巣にRunx2が強発現するため、上皮下結合組織への早期浸潤過程においてRunx2を介した細胞競合が関与し、さらに細胞競合の勝者と敗者が入れ替わるという研究成果を得ている。本研究では、口腔扁平上皮癌微小環境周囲正常組織におけるRunx2強発現を誘導し変異細胞を排除するという、Runx2を基軸とした細胞競合機構を介した外科的手法を用いないOSCCの新規治療戦略開発に向けた基礎的研究を行う。