研究課題
基盤研究(C)
がん関連線維芽細胞と腫瘍細胞、そしてマクロファージは、細胞外輸送(EV)の分泌に連動してさまざまなサイトカインやケモカイン、マイクロRNAを介し、がんの増殖や転移に貢献する。また腫瘍におけるp53の欠損は、EVを通じて舌神経などの感覚神経から腫瘍関連神経を誘導する。そこで、in vitroではp53をノックダウンさせたヒト口腔扁平上皮癌細胞株PCI-13-p53nullを(コントロールとしてPCI-13-p53WTを)ヒト線維芽細胞と共培養し、その培地中のEVに着目し、それを取り巻く腫瘍細胞、腫瘍関連神経、がん関連線維芽細胞、そしてマクロファージの極性変化を追う。