研究課題
基盤研究(C)
DNAのメチル化は、加齢、または喫煙や食生活などの生活習慣が引き金となり、ゲノム上の特定部位で生じることが明らかにされつつある。そこで本研究では、歯、唾液または口腔粘膜に由来するゲノムDNAの特定CpGのメチル化状態を指標とした新たな個人識別法の開発に挑む。この新規鑑定法は、大規模災害発生時の身元不明死体の個人識別または犯罪現場に残留した試料等からの加害者の絞り込みなど、法医学の実務において有力なツールとなることが期待される。