研究課題
基盤研究(C)
すでに超高齢社会である我が国では、誤嚥性肺炎の重要なリスク因子となる摂食嚥下障害への理解と、根拠に基づいた対応方法の充実が期待されている。我々は摂食嚥下リハビリテーションに貢献することを念頭において、飲食物の風味認識に関わる中枢神経機構の解明に取り組んできた。本研究では風味学習と行動観察、脳活動の記録といった手法を組み合わせて、食に関連する化学感覚の情報処理および生体に生じる変調について解析し、風味情報を効率的に臨床応用するための根拠を得ることを目指す。