研究課題
基盤研究(C)
高齢院外心停止例において、目撃者が家族であった場合は家族以外であった場合に比較して、目撃者による蘇生処置の頻度が低く、社会復帰率が低い。目撃者が家族であった場合は蘇生処置の頻度を高める取り組みが必要であるが、一方で蘇生処置の頻度増加の一律な提案は、高齢者の望まない救急搬送、無益な救急搬送の増加に繋がる。本研究では、高齢院外心停止例と想定される目撃者との関係と年齢区分別に新たな蘇生処置の方針を提案する。本研究は、高齢院外心停止例の社会復帰率の改善、望まない救急搬送、無益な救急搬送の減少、限られた医療資源の効率的な活用に繋がる重要な課題である。