研究課題
基盤研究(C)
MBL2(Mannose-Binding Lectin 2)は、糖鎖との相互作用を介して細菌やウイルスなどの病原体を認識し、補体系を活性化させ病原体の排除を促進する機能を持つタンパク質である。血中MBL2値は肝疾患や糖尿病、またCOVID-19等の感染症の重症化に関与することが知られている。我々は約5000人の血清MBL2濃度を測定し、MBL2濃度と関連する複数の遺伝因子および疾患を同定した。これらの結果から、MBL2ノックアウトマウスやヒト検体を用いた解析を進め、MBL2の制御機構および生理的機能の全貌を明らかとすることを本研究の目的とする。