研究課題
基盤研究(C)
生体内には、様々な細胞間の相互作用を調節する役割を果たす一群の非構造タンパク質(マトリセルラータンパク)が存在し、このようなタンパクは単一タンパクでありながら、組織再構築、免疫応答、細胞接着、細胞運動や細胞増殖などの機能に関与することがある。このようなマトリセルラータンパクは、切断部位に依存した機能活性変化がおこることが知られているが、詳細は明らかでない。本研究では、マトリセルラータンパクのひとつであるオステオポンチンについて、感染症において患者の重症度に関連する可能性ある切断領域を特定し、このような領域を認識する抗体の有効性について解析し、得られた結果についてとりまとめ成果発表を行う。