研究課題
基盤研究(C)
飲酒による健康障害を減らすために、不適切な飲酒に対する簡易介入が有効であることが示されているが、不適切な飲酒をする者の中には、介入による行動変容を望まない者もいる。その場合、不適切な飲酒が続き、飲酒による健康障害が発生しやすくなる。本研究の目的は、[1]不適切な飲酒をする者の行動変容を阻害する要因を明らかにする、[2]アルコール分解酵素に関する遺伝子型情報の提供が不適切な飲酒の改善に有効であるかを明らかにする、である。アルコール分解酵素に関する遺伝子型の情報提供による介入は、介入提供者に左右されず、簡便であり、有効性が示された場合、産業保健、地域保健、臨床の現場で活用しやすいと考えられる。