研究課題
基盤研究(C)
本研究では、アルコール性突然死、ひいては致死性不整脈による突然死の法医学的診断法の確立を目指す。本研究は、応募者が作製した独自の長期アルコール負荷による心筋障害モデルを用いて、HSP70の誘導薬や阻害薬、遺伝子編集マウスを利用し、アルコールによる不全心の発症メカニズムを詳細に解明する。特に、HSP70に関わる分子の動態やその局在を明らかにし、HSP70の病態生理学的機能と不全心のメカニズムを明確化する。さらに、この知識を基に法医学分野に応用し、不全心の進行度を評価する新しい方法を提案する。