研究課題
基盤研究(C)
悪性腫瘍の治療である抗がん剤治療の副作用である脱毛は不可避であり、アピアランス(外見)の変化から就労がん患者の社会的苦痛を生み出している。抗がん剤脱毛は毛髪の有無による外見変化だけでなく、対象の抗がん剤による易感染状態と外的刺激(ウィッグ等)により、頭皮の悪化や炎症を招き、がん患者の不快・苦痛が増強する。本研究の最終目標は抗がん剤脱毛時の頭皮画像において段階的評価の策定化を目ざすことである。基盤研究Bで得た頭皮画像解析の手法を基にすることで、抗がん剤脱毛時から発毛段階までの特徴的な頭皮状態を定量化することは、段階的なスカルプ(頭皮)再生評価の指標(スカルプケアの実装)になる。