研究課題
基盤研究(C)
産後うつ病は頻度が高く、愛着形成などの母子の関係や子どもの発達に悪影響を及ぼし、産後の母親の自殺の原因にもなる。産後うつ病には予防と早期介入が重要であるが、効果的な手段が十分に行き渡っているとは言い難い。運動はメンタルヘルスに良い影響を与えるセルフケアの一つだが、産後早期は定期的に運動を行うにはさまざまな制約がある。近年、運動に替わるより簡便で効果的な手段として骨格筋電気刺激(Electrical Muscle Stimulation; EMS)を用いたトレーニング機器が開発されている。本研究では、ベルト電極型次世代EMSが産後1ヵ月の女性のメンタルヘルスに及ぼす効果とその受容性を検討する。