妊娠糖尿病と診断された妊婦は、母体の高血糖によって生じる周産期合併症の発症を予防するため診断後直ちに妊娠期の目標範囲内で血糖コントロールする必要がある。妊婦は、胎児の存在が強い動機付けとなって血糖コントロールに取り組むが、医療者に指導された方法を実施する中で様々な困難さを感じ、看護者の支援を必要としている。しかし、これまでの研究では妊娠糖尿病妊婦への有効な看護支援は示されておらず、臨床現場では十分な看護支援が提供されていない状況がある。そこで、本研究は研究者である応募者と臨床現場で働く医療者が協力し、臨床現場で実施可能な妊娠糖尿病妊婦の看護支援モデルを開発し、有効性を検証することを目的とする。
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