研究課題
基盤研究(C)
世界人口に占める国際移民の割合は急速に増加し、WHOは移民などに対する助産ケアの向上に向けて、文化的に適切な助産ケア(CAMC)を推奨する勧告を行った。研究者は国内におけるCAMC研究に先駆的に取り組み、「在住ムスリム外国人女性に対する文化的に適切な助産ケアモデル」を構築した。本研究では、構築したケアモデルをもとに在住ムスリム女性(ムスリマ)の多様で個別的なニーズを助産師と共有するための情報共有ツールの開発を目指す。本研究により、助産師にとっては助産ケアの適切性と質の向上が、ムスリマとご家族にとっては文化的価値観や信念が尊重され、肯定的な出産体験がもたらされることが期待される。