研究課題
基盤研究(C)
がん性サルコペニアにおいて蓄積してきた知見をCKDサルコペニアに応用し、その改善方法を明らかにする。CKDサルコペニアは種々の代謝障害や炎症により惹起され、ミトコンドリアの異常が深く関与している。がん性サルコペニア研究で明らかにしてきた中鎖脂肪酸とグルコースの併用は、障害されたミトコンドリアにおけるエネルギー代謝やサイトカイン産生亢進の抑制を介してミトコンドリア機能の正常化をもたらし、その結果サルコぺニアが改善される。この中鎖脂肪酸を中心とする栄養介入によりCKDサルコペニアを改善することが期待される。さらに、ミトコンドリアを標的とする栄養介入を行うことで、より高い効果を求めるものである。