研究課題
基盤研究(C)
申請者は拘縮時の関節構成体に生じる変化を動物を用いて病理組織学的に観察・報告してきた。この変化は組織修復過程と類似しており、また拘縮と老化により生じる変化は組織学的に類似していることが明らかになった。このことから拘縮でみられる組織像は加齢による慢性炎症と同等の機序が働くことが示唆される。関節運動の消失により拘縮での組織像が見られることから今回は加齢モデル、関節不動モデルなどの疾患モデル動物に対しトレッドミルを用いた関節運動とストレッチを行い、関節包をはじめとする関節構成体に及ぼす影響を病理組織学的および筋線維芽細胞、telocyteなどを指標とした免疫組織化学的に検討を行う。