研究課題
基盤研究(C)
熱中症予防や暑熱下での運動パフォーマンス向上のための暑さ対策として身体冷却がある。これまでの研究で、炭酸泉を用いることで、より早く、不快感を軽減させながら体温を低下させられることが明らかとなっている。今後の検討課題として、1)現場で実践しやすくするために、少ない冷却面積で炭酸泉による冷却効率改善を引き出すことや、2)どの程度の水温までであれば、炭酸泉による冷却効率改善効果が見込めるのかを明らかにすること、などがあげられる。また、男性と女性で皮膚の厚さが異なることから、性差について検討することも必要である。本研究は、炭酸泉を用いた、より実践的で効率の高い身体冷却方法の確立を目指すものである。