研究課題
基盤研究(C)
運動が消化吸収能に影響を及ぼすことは以前から示されている。しかしながら、スポーツ栄養戦略の側面からの研究は進む一方で、申請者が着目する健康維持増進や体質改善の観点からの運動の効果については進展がない。本研究では、食事性バイオアベイラビリティ(食べたものの生体利用率)の向上に運動習慣は重要かを明らかにすることを目的とする。安定同位体呼気試験法にて、経口摂取した栄養素の消化・吸収・代謝能を評価し、運動習慣との関連を探る。これにより、食物の生体利用率の個人差に対する運動習慣の関与を明らかにでき、体質改善や個別化栄養を実現していく上で重要な知見が得られると期待する。