研究課題
基盤研究(C)
トップスイマーはまるで手で水を捉えているように進むが、ヒトがどうやって水を捉えて進んでいるのかは十分分かっていない。近年の研究では、まっすぐ水をかくのではなく、途中で切り返し動作を加えた水のかき方、いわゆるS 字プルと呼ばれるストローク動作で爆発的な力を得ることが分かっている。スイマーが爆発的な力を得ると、水の流れが変わり渦が痕跡として出現する。その渦をよく観察することで、ヒトが水中で進むためには手足をどのように動かせばよいか、その推進メカニズム解明ができる。本研究は、バイオメカニクスと流体力学の研究手法を組み合わせ、実際のヒトを対象にしてストローク動作の推進メカニズムを解明するものである。