研究課題
基盤研究(C)
わが国の肥満児出現率は40年間で3倍増加している。肥満児の急増は高脂肪食の摂取や運動不足など生活環境の変化が関与していることは示唆されているが、その詳細なメカニズムについては不明な点が多い。これまでに申請者は、幼若齢期の運動による体重制御機構について研究を続けてきた。そのような中で、幼若齢期における高脂肪食誘導性の体重増加ならびに運動による体重増加抑制には骨格筋熱産生因子であるUCP3を介したエネルギ-代謝制御が時期特異的に関与していることを見出した。そこで本研究では、幼若齢期における高脂肪食摂取による体重増加及び運動による体重増加抑制メカニズムについてUCP3欠損マウスを用いて明らかにする。