| 研究課題/領域番号 |
24K14581
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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| 研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
麓 正樹 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (40339180)
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| 研究分担者 |
田井 健太郎 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (00454075)
小川 幸代 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (30409297)
赤池 行平 東京国際大学, 人間社会学部, 准教授 (40615556)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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| キーワード | 呼吸法 / スクーバダイビング / 脳機能 / 心理状態 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで明らかでなかったスクーバダイビング中の呼吸の方法を呼吸時間の測定と電気生理学的手法により明らかにし、その前後の気分の変化と対応する脳活動の変化を明らかにする。また、これらの成果と、これまでに我々が得てきた、気分の改善に貢献する呼吸法、およびその背景となる脳活動の変化に関する知見に基づき、呼吸法とレクリエーショナルダイビングを組み合わせたプログラムの科学的検証とその提案を行う。
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| 研究実績の概要 |
2024年度は、レクリエーショナルスクーバダイビング中のゆっくりとした深い呼吸の継続が、心理状態と脳機能の改善をもたらすとの仮説に基づき、熟練ダイバーを対象にダイビング中の呼吸の特徴、ダイビング前後の気分の変化に対応する脳活動の変化を明らかにすることを試みた。 本年度は、臨海施設の室内において、ダイビング前後の脳波や筋電図、呼吸の測定環境を構築し、また、ダイビング中の顔の動画撮影による呼吸時間の測定方法をほぼ確立した。 ダイビング中の筋電図測定にも成功したものの、呼吸に伴う腹筋筋電図活動と遊泳動作に伴う腹筋筋電図活動の区別が困難なことが課題として残った。また、測定方法の確立に時間を要し、被験者数の確保が思うように進まなかった。少ない被験者数ではあるが、実験結果を学会大会に公表した。内容は以下のとおりである。 被験者は熟練ダイバー4名であった。被験者は最大深度約8mまでの範囲で約30分のダイビングを行った。ダイビング中にデジタルビデオで顔を断続的に撮影し、レギュレーターから漏れでる気泡の持続時間の測定により、呼吸時間を算出した。また、ダイビング前と直後、30分後に心理テスト(POMS)を実施し、脳波の測定も行った。その結果、入水開始直後および離水直前と比べて海底付近を泳いでいる最中の呼吸時間は延長した。心理テストに関しては、ダイビング後に活気の増加と緊張不安の軽減があった。脳波については、ダイビング後にα波帯域のパワーに増加傾向を認めた。以上の結果から、熟練ダイバーのダイビング中には、ゆっくりとした呼吸が行われており、脳波の変化を伴う気分の改善が得られる可能性が示唆された。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
本年度は、協力を依頼しているスクーバダイビング会社の臨海施設内において、ダイビング前後の脳波や筋電図、呼吸の測定環境を構築した。また、ダイビング中の顔の動画撮影による呼吸時間の測定方法をほぼ確立した。さらに、無線筋電図センサによるダイビング中の筋電図測定にも成功したものの、呼吸に伴う腹筋筋電図活動と遊泳動作に伴う腹筋筋電図活動の区別が困難なことが課題として残った。また、測定方法の確立に時間を要し、被験者数の確保も課題として残った。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度は2024年度の実験に基づき、被験者数を増やすとともに、プールでのダイビングに伴う測定を行い、海域での測定との比較を試みる。また、中級ダイバーと初級ダイバーを対象とした、呼吸時間と脳波の測定、および心理テストの実施を予定している。さらに、陸上での呼吸法トレーニングとスクーバダイビングの組み合わせ条件における、呼吸、脳波、心理テストなどの測定にも着手したい。
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