研究課題
基盤研究(C)
幼児期の肥満は将来的な慢性疾患の発症リスクを高めるため,早期の介入が求められる.運動不足が懸念される昨今では,適切なエネルギー摂取に努めることに加え,エネルギー消費を高める効果的方策が重要である.しかし,エネルギー必要量の算定根拠となる日本人幼児の総エネルギー消費量ならびに身体活動レベルのデータは依然として不足しており,幼児対象の運動介入の報告も限定的である.これは調査対象者の特性から生じている難題であるが,早期に改善が図られるべきである.本研究では,データが希薄な日本人幼児のエネルギー必要量の推定根拠の拡充に加え,幼児に対する運動介入の栄養学的・スポーツ科学的効果検証を実施する.