研究課題
基盤研究(C)
私たちは、細胞内型ホスホリパーゼA1(脂質代謝酵素)が初めて病気と関わることを明らかにした。研究代表者は、細胞内型ホスホリパーゼA1の一つであるDDHD1のリン酸化が、タンパク質機能(酵素活性、細胞内局在)を制御し、その調節異常が脂質代謝の恒常性の乱れ、ひいては疾患へと結び付く可能性を示唆した。また鉄代謝と相互に影響を及ぼし合ういくつかの新しい事象を見つけており、本研究は脂質代謝と鉄代謝のクロストークから加齢関連疾患の発症に至るまでの過程をより詳細に明らかにする。疾患に関わる脂質代謝酵素の新たな機能制御機構も解明する。