研究課題
基盤研究(C)
本研究では、筋サテライト細胞が積極的に自己複製と増殖を繰り返す発育期に抗がん剤によって、その機構が阻害されることが、将来の骨格筋の機能や可塑性に多大なる悪影響を及ぼしているという仮説を検証する。本研究を遂行することで、発育期の抗がん剤投与が骨格筋に対する影響について説得力ある証拠を示すことが出来るだけでなく、将来的には骨格筋幹細胞に着目して抗がん剤治療に伴う晩期障害を軽減するための運動療法や栄養療法の開発など晩期障害に対する対抗策に関連する研究をさらに発展できる。