研究課題
基盤研究(C)
おいしく食べることを阻害する要因のひとつに、味覚感受性の問題があります。味覚低下は原因不明のことが多く、現状では医療現場での対策も困難です。本研究では、舌の筋力トレーニングにより味覚の改善が得られるか評価することを目的としています。方法として、味覚低下がある被験者に対し舌の筋力トレーニングを施し、味覚改善の結果が得られるかを検証します。本研究の成果から舌のトレーニングにより味覚の改善へと導くことができれば、医学的な利点だけでなく、おいしく食べるという行為を通じてQOLの向上や高齢者の孤立といった社会問題の解消にもつながっていくことが期待できます。