研究課題
基盤研究(C)
生体内で生じるタンパク質凝集は、誤って折り畳まれたタンパク質が細胞内または細胞外で不溶化し高密度の集合体(=凝集体)を形成する現象であり、近年このタンパク質凝集と老化やアルツハイマー病、パーキンソン病などの疾病との関係性に注目が集まっている。細胞小器官の一つであるミトコンドリアにおいても老化や疾病に伴いミトコンドリア内部に高密度の凝集体が観察されることが報告されているが、このミトコンドリア内部の凝集体が細胞にどのような影響を与えているのかは不明である。本研究はミトコンドリア内部の凝集体形成によって引き起こされるミトコンドリア機能障害のメカニズムを明らかにすることを目的とする