研究課題
基盤研究(C)
ブドウ糖や果糖を含む飲料や食物を習慣的・過剰に摂取する生活スタイルは、口腔粘膜障害の原因の1つであり、飲食物の摂取時に口腔に痛みを発し、飲食を困難にする。申請者は口腔粘膜障害を引き起こす物質の1つが終末糖化産物(AGEs)であることを見出した。AGEsは、口腔粘膜上皮細胞内に生成・蓄積しうるだけでなく、飲食品の加熱・調理により生成し(食事性AGEs)、ヒトが飲食をすることにより、口腔粘膜に直に触れる。そこで(1)口腔粘膜細胞内に生成するAGEsの同定・定量、細胞障害のメカニズム(2)食事性AGEsの細胞障害のメカニズムを解明し、最終目標として、これらを予防・緩和しうる漢方製剤を探索する。