研究開始時の研究の概要 |
自動走行車両用カメラとそれを用いた物体認識システムに代表される「画像処理」は社会にとって不可欠な技術である.その基本単位である「画素」に関して古くから指摘されている「接続性(“Connectivity,” Rosenfeld, 1970)」に関する本質的課題へ一つの解法を与え,さらに処理速度の向上を目指すことが,本研究の目的である.そのために本研究では,画素構造自体を見直し,新たな構造上で直接適用できる様々な演算体系の構築に取り組む.またその成果を基に,物体認識システムを実装し,従来の考え方に基づくシステムと比較検討することで,本研究を通じて構築したシステムの得失を明らかにする.
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