研究課題
基盤研究(C)
「興味の対象が、ある特定の場所や期間に集中しているかどうか」を統計的に検証することは、データ解析の重要な関心事である(これをホットスポットクラスターの検出とよぶ)。申請者は、空間情報を有するデータに対し、同位相を持つ領域(エシェロン)に分類して階層的な構造で表し、その構造に基づいてホットスポットの有無を評価する「エシェロンスキャン法」について研究を行っている。本研究では、このエシェロンスキャン法を多種多様なデータに適用できるようさらに展開させる。それにより、様々な分野に潜在する未解析の実データをホットスポットの観点から利活用でき、その結果、現象解明に向けた新たな知見の発見が期待できる。