研究課題
基盤研究(C)
これまで半導体集積回路はトランジスタの極限的微細化により小型化、省エネルギー化を進めてきたが、その限界が間近となってきている。特にデータを保持中に消費される待機電力が深刻であり、その解決が急務である。不揮発ロジック回路技術は、データを不揮発メモリに保持することで非稼働時の電源供給を停止、それにより待機電力の問題を根本的に解決可能である。本研究課題ではIoT応用を念頭に不揮発化による省エネルギー性をより積極的に活かすため、回路/アーキテクチャ/システム間を相互にリンクさせた設計、すなわち協調設計に基づき不揮発ロジックLSIの稼働時間の徹底短縮による省エネルギー化を目的とする。