研究課題
基盤研究(C)
デジタルトランスフォーメーション等に代表されるシステムの再構築は、既に連携して運用されている情報システムの更新を必要とし、既存の連携における一貫性を保ったままの移行が必要とされる。しかし、相互に連携したシステムについて、ノード参入等に応じた全体の整合性の再達成は自明でなく、少しずつ同期範囲を拡大するアプローチが望まれる。本研究は、情報システムの漸進的頑強化に向けて、保証つき同期の構成要素として用いられる双方向変換の、利用形態に応じた合成による同期を中心とし、情報システムにおいて一貫性保持に関する一定の条件を満たす構成要素の割合を、無理なく漸進的にシステム全体に浸透させていく方式を開拓する。