研究課題
基盤研究(C)
マルウェアを含むファイルが添付されるなどした標的型攻撃メールを検知・除外する技術的対策の効果には限界があり、従業員が当該メールを正しく判別することが求められる。本研究は、正しい判別に寄与する従業員の気づき獲得支援のための、差出人とのやりとりの履歴情報を表示する手法を試作し、この手法が従業員の攻撃メールの判別を促進するかについて実験で明らかにすることを目的とする。また、この促進効果は、従業員による当該手法の利用を前提とする。そこで使い易さや有用性等、従業員のこの手法への利用意思も評価し、提案手法の総合的な攻撃メールの判別促進効果を推定する。