研究課題
基盤研究(C)
イメージセンサの高画素化と低ノイズ化によって高精細画像が得られるようになった一方で、シャッター時の振動が画質に及ぼす影響は無視できなくなっている。この課題に対し申請者は、1枚の撮影画像からシャッター振動の軌跡を時系列に検出可能なシステムを開発しているが、振動抑制の効果を詳細に調べるには検出感度や精度が不足していた。そこで本研究では、ボトルネックになっていた歪曲収差の影響をキャンセルするためのパターンマッチングの手法を導入することで測定性能の向上を図る。加えて、レーザー干渉変位計および3Dモデルによる有限要素法解析を含めた多角的な評価を行うことによって、振動抑制のための効果的な方法を確立する。