研究課題
基盤研究(C)
日本の領海に埋蔵されているエネルギー・鉱物資源の発掘のため,可視光通信技術を搭載した小型無人水中機(ROV)による効率的な探査が求められている.しかしながら,ROVは水中で水の抵抗を受けるため,送受信機間の接続が安定しない問題がある.本研究課題では,ROVの動力装置に着目したプロペラLED送信機を開発し,LEDを回転させてできる円形の「残像面」を用いて,受信機での送信機検出を容易にすることで問題解決を図る.さらに,この残像面に送信データを重ね合わせて行う高速な変復調手法を提案する.残像面を利用することで,水中環境下で困難だった送受信機間のロバストな接続と通信速度高速化を同時に実現できる.