研究課題
基盤研究(C)
本研究では,組立作業に従事する者が作業を通じて技能を向上できるような組立作業OJT(職場内訓練)支援システムの設計原理を明らかにする.システムからの支援レベルの調節により困惑状態を作りだし,システムによる適度な支援により克服することで学習効果と達成感を供与し,自発的な技能向上に誘導する.また,視線や手先,頭部などの身体動作情報,心拍等の生理状態などマルチモーダルデータを用いた作業者の困惑状態推定モデルを作成する.拡張/複合現実感技術により実機動作するプロトタイプシステムを開発する.研究成果は人に寄り添い成長させる作業支援システムの構成法に示唆を与える.