研究課題
基盤研究(C)
インターネット上のメタバースを構築する基盤技術たる「3DCGによる仮想空間」にて、視覚と聴覚と力覚への情報提示も様々な方法が既に実現されている。これらに加えて嗅覚情報も提示できれば、現実の物理空間に近い世界を仮想空間に実現できる。申請者が開発している「卓上型の嗅覚ディスプレイ」を更に小型化することで、没入型の仮想空間で利用できる ウェアラブル嗅覚ディスプレイを開発する。ここで、圧電素子による液滴噴霧型の機構を用いていることが独創的である。嗅覚ディスプレイには、熱によって香気(香り気体)へと気化させるタイプの物が多いが、熱に弱い香料(香り液体)も気化させられるよう熱を与えない事が長所である。