研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ビデオシースルー型HMDを用いたAR表示下での身体運動訓練において、実空間とビデオ映像との空間的整合性のずれが訓練効果に与える影響を明らかにし、その評価を通じて訓練効果の最大化を目指す方法を提案することを目的とする。外科手術領域における腹腔鏡手術環境下での縫合作業を具体的な訓練コンテンツとして採用し、AR環境下での訓練群と通常の訓練機器を用いた群との比較によって評価を行う。3年間の研究期間で、実験環境の構築、予備実験、本実験、訓練タスクの拡充、ARによる訓練効果向上の方略検討と実装、効果検証を段階的に進め、実際の訓練コンテンツへの応用が可能な知見の獲得を目指す。