研究課題
基盤研究(C)
現在の人工知能分野においては、機械学習という、データから判断基準を学習させる手法が広く用いられている。しかし学習させるデータが時々刻々と入る環境においては、データの量が増大し続ける問題や、時間とともにデータの性質が変化する問題に対応しなければならない。本研究ではこのような環境下で、「取り除いても影響が少ないデータ」を同定することを目的とする。まず既知の「データを取り除いても学習結果が一切変わらない」条件を「時間とともにデータの性質が変化する」場合でも利用可能にする。次いでより弱い条件「データを取り除いても学習結果が一定の範囲でしか変わらない」での最適なデータの取り除き方を新たに確立する。