研究課題
基盤研究(C)
近年、複数コアCPU、及び、複数の計算機を結合した大規模クラスタ等、並列処理が広く普及している。人工知能においてエージェントやロボットの自動行動計画問題及び、経営工学における生産スケジューリング問題や施設配置問題等、多くの難解な探索・最適化問題に対して並列処理能力を十分に発揮できるグラフ探索アルゴリズムを設計することが必要である。特に、本研究ではグラフのエッジ及びノード集合を入力として明示的に与えられる問題(例えば地図やSNSにおける経路探索問題)とは違い、エージェントの自動行動計画等に生ずる、ノード数が膨大な大規模グラフにおける経路探索問題の充足解を求めるアルゴリズムを開発する。