研究課題
基盤研究(C)
本研究では,大規模データストリームを対象とするデータ要約 (サマリ) 技術を開発する.サマリとは,ある関係クエリに高速に応答する軽量データ構造のことを指す.様々なタイプのクエリが研究されているが,一般の半順序関係を扱うサポートクエリについては,データサイズ未満の空間計算量でサマリを構築できるかどうか十分わかっていない.本研究では,申請者らが提案する非可逆圧縮法を深化させ,省メモリな半順序サポートサマリを構築する.またサマリの新たな活用法として,エビデンスに基づく異常検知の課題に焦点を当てる.時系列データへの適用を通して,シーズとしての応用可能性を評価する.