研究課題
基盤研究(C)
建設機械(建機)の作業環境は過酷・危険な環境であることが多く,人手不足の一因である.遠隔操縦技術の導入が環境改善の手段となるが,作業効率を機側操縦と同等にすることが課題である.従来の遠隔操縦は遠隔地に操縦席を再現するものが多いが,本研究では建機を自身の身体であると感じさせる(身体化)という従来手法とは全く異なる観点から操作性の高い遠隔操縦を実現する.建機の身体化では操縦者の手の動きと提示視覚内の建機の動きが一致することが重要と考え,カメラ搭載ドローンで頭部動作を再現し,ヘッドマウントディスプレイで視覚提示する.また,建機の操作インタフェースは建機と同じ機構を与え,腕と建機の動作を一致させる.